今や喫煙者の2割以上が使用している加熱式タバコ。
本記事では、加熱式タバコの仕組みや紙巻きタバコとの違いやメリットなどについてまとめています。
・加熱式タバコの仕組み
・加熱式タバコのメリット・デメリット
・加熱式タバコは紙巻きタバコと比べて何が違うか
加熱式タバコの仕組み
加熱式タバコは専用のデバイスを用いてタバコ葉を電気で加熱し発生する蒸気を喫煙するという仕組みです。
タバコ葉を直接燃焼する紙巻きタバコとは煙の発生の仕方が大きく異なります。
またタバコ葉を使用していない電子タバコとも仕組みが異なる製品となっています。
加熱式タバコは紙巻きタバコ・電子タバコとは仕組みが大きく異なります!
また、加熱式タバコはタバコ葉の加熱時の温度によって『高温加熱型』や『低温加熱型』などに分けられます。
タバコ葉を専用デバイスのヒーターで直接加熱することで発生した蒸気を喫煙する。
●低温加熱型の仕組み
タバコ葉を直接加熱せず、リキッドと呼ばれる液体を加熱することで蒸気を発生させる。
上記で発生した蒸気をタバコカプセルに通してから喫煙する。
『高温加熱型』はアイコス・グロー・プルームエックスが代表的で、紙巻きタバコに近い喫煙感を得られます。
『低温加熱式』はプルームテック・プルームテックプラスが代表的で、喫煙感は『高温加熱式』と比べると少ないですが、臭いが抑えられるという特徴があります。
加熱式タバコの中でも『高温加熱型』と『低温加熱型』で特徴が異なります!
紙巻きタバコと比べて加熱式タバコのメリットは!
次に紙巻きタバコと加熱式タバコを比較しながら、加熱式タバコのメリットについて見ていきましょう。
健康面への影響が少ない
加熱式タバコには紙巻きタバコに含まれる有害物質であるタールが含まれておらず、紙巻きタバコと比べると有害性は低いとされています。
加熱式タバコにはニコチンは含まれていますが、タールは含まれていません!
『iQOS(アイコス)から発生する蒸気(エアロゾル)には有害性のある物質が含まれているが、紙巻きタバコと比べると有害度は低い』という研究結果も報告されています。
但し、加熱式タバコは発売から年数が経っていないこともあり長期に渡る健康被害については未知の部分もあります。
紙巻きタバコと比べると健康被害が少ないというメリットはありますが、健康面への影響が0ではないことは念頭に考える必要があります。
健康面への影響をさらに抑えたい方は、電子タバコがオススメです!
下記の記事で電子タバコについても紹介しているので、是非確認してみて下さい!
臭いが気になりにくい
紙巻きタバコの臭いの原因となっているのがニコチンとタールです。
加熱式タバコにはタールが含まれていないこともあり、紙巻きタバコと比べるとキツイ臭いがしないという特徴があります。
紙巻きタバコと比べると臭いが気にならず、服や髪へ嫌な臭いが付きにくいです!
また、加熱式タバコのデバイスの種類によっても臭いの強さは異なり、基本的には加熱温度が高いと臭いも強くなります。
臭いをより抑えたい方には『高温加熱型』のiQOS(アイコス)やglo(グロー)などではなく、『低温加熱型』のプルームテックやプルームテックプラスがオススメです。
臭いを最大限抑えたい方は『低温加熱型』の加熱式タバコがおすすめ!
着色汚れが起きにくい
タバコを吸っていると気になる部屋の壁紙や歯の着色汚れですが、これは主にタールによるものです。
先ほども説明したように加熱式タバコにはタールが含まれていません。
つまり、加熱式タバコは紙巻きタバコに比べて着色汚れが起きにくいというメリットがあります。
壁紙への着色汚れを気にせず室内で喫煙できるのも大きなメリットです!
火を使わず灰が出ない
加熱式タバコはタバコ葉を電気で加熱するので、ライターなどで火をつける必要がなく喫煙時に灰も出ません。
細かいですが『灰皿が必要ない』・『火の不始末による火事が起きない』なども加熱式タバコのメリットとして挙げられます。
灰が出ないことで部屋が汚れにくいなどのメリットも!
加熱式タバコのデメリットについて
ここまでで加熱式タバコのメリットをまとめました。しかし、加熱式タバコには紙巻きタバコと比べると不便な点などもあるので、デメリットについても述べていきます。
本体を購入する必要がある
加熱式タバコと紙巻きタバコのランニングコストは大きく変わりません。
どちらも現在で1箱(20本)につき約600円程度となっています。
但し、加熱式タバコは初期費用として本体デバイスを購入する必要があります。
安いものであれば1,000円程度で購入することも可能ですが、紙巻きタバコと比べるとコストはかかってしまいます。
長期間の使用による故障やバッテリーの消費により再購入する必要もあるので、紙巻きタバコと比べるとコストはかかってしまいます・・
充電の必要性
加熱式タバコ本体は充電して使用するので、外出時に充電が切れないように普段から充電しておく必要があります。
また、デバイスによっては連続で喫煙することができないタイプのものもあるので、紙巻きタバコのように連続で吸い続けることが難しいです。
連続で吸うために、本体を2台持ち歩くなどしている方もよく見かけます。
加熱式タバコのメリット・デメリットのまとめ
最後に加熱式タバコのメリット・デメリットをまとめます。
・健康面への影響が少ない
・臭いが気にならず服や髪に臭いがつきにくい
・着色汚れが起きにくく室内でも吸いやすい
・火を使わず灰が出ないので火の不始末などが起きない
・本体を購入する必要があり初期費用がかかる
・充電の必要性がある
紙巻きタバコより初期コストがかかることや、充電の必要があるというデメリットはありますが、加熱式タバコは紙巻きタバコに比べてメリットが多いことが分かります。
紙巻きタバコから加熱式タバコへの乗り換えを検討している方は、ぜひ加熱式タバコを試してみて下さい!